民間の南北交流を承認 統一部

統一部は、民間団体の「6.15共同宣言実践委員会」に対して北韓との接触を認めたと、31日、発表しました。
韓国側の6.15共同宣言実践委員会は、「6.15共同宣言17周年共同記念行事」を準備するために、5月23日、北韓住民との接触を統一部に申請していました。
韓国の6.15共同宣言実践委員会は、ことし2月に政府の承認を得ないまま、第三国の中国で北韓側関係者と接触し、ことし中に北韓の開城(ケソン)または平壌で「6.15共同宣言記念行事」を開くことで合意しています。
これについて統一部は、当初の北韓の挑発の脅威が続いている状況で、民間レベルの南北交流は適切ではないとしていた方針を変え、北韓の挑発行為に対して断固たる対応をとりながらも、民間レベルでの南北交流は国際社会の北韓制裁の枠組みを損なわない範囲内で柔軟に検討していくことしています。
今回の承認を受け、韓国側委員会はファックスで北韓側と接触する予定で、南北共同行事の具体的な内容や代表団の規模が決まり次第、 政府に北韓への訪問申請を出す見通しです。
統一部はこれに先立って5月26日、北韓への人道支援を行う民間団体「わが民族同士助け合い運動」が申請した北韓との接触を承認しています。
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