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スウェーデンの国際会議 南北が接触か

ニュース2017-06-01
スウェーデンの国際会議 南北が接触か

北欧のスウェーデンで、現地時間の5月31日から開催される韓半島問題をテーマにした会議に、韓国、北韓、アメリカなどの専門家が出席することが31日、複数の外交筋の話でわかりました。
この会議は、国際問題を扱うスウェーデンのシンクタンク、安全保障開発政策研究所(ISDP)が、現地時間の5月31日から2日間、ストックホルムで開くもので、韓国からは延世(ヨンセ)大学国際学大学院のシン・ボンギル客員教授らが、北韓からは外務省傘下の軍縮平和研究所の関係者が参加するもようです。
安全保障開発政策研究所は、去年12月と2015年2月にも、韓国、北韓、中国、日本などから専門家を呼んで韓半島の危機管理をテーマにした討論会を開いています。韓国外交部は、南北の参加者ともに政府当局者ではないことや、この研究所が毎年、同じような討論会を開いてきたことなどから「特別な意味はない」としています。
しかし文在寅(ムン・ジェイン)政権が北韓との対話に向けた意志を示しているなかで初めて行われる接触であることから、注目が集まっています。
また、韓国側の参加者であるシン・ボンギル教授が大統領選挙中に当時の文在寅候補の外交安全保障政策の諮問を担当した外交官出身者によるグループ「国民アグレマン」に所属して活発に活動していたことや、北韓から参加している外務省傘下の研究所が事実上、政府組織と変わらないことから、新政権発足後初めて、南北間で互いの本音を探り合う対話が行われるかどうか注目されています。

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