時間場所選ばずミサイル発射へ 北韓が米をけん制

北韓労働党機関紙の労働新聞は、31日、「任意の時間、任意の場所で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射を進める準備が整っている」と報道しました。
これは、アメリカが現地時間の5月30日、北韓の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を迎撃する試験に成功したと発表した後の報道であるだけに注目が集まっています。
労働新聞は、この中で「われわれが、悪の本拠地であるアメリカを核で焦土化することができると宣言していることが決してうそではないことを、アメリカはしっかり認識すべきだ」と述べました。
そして労働新聞は、「わが国の核による武力強化への道を、何人も閉ざすことはできない。アメリカの北韓敵視政策が続く限り、今後とも弾道ミサイルの発射を続ける」と付け加えました。
韓国の国策研究所の関係者は、「今回、北韓が弾道ミサイルのカードを切り出したのは、アメリカを威嚇して核保有国としての地位を認めさせようとしているのと、南北関係でも主導権を握ろうとする意図だ」と説明しています。
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