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南北共同行事 韓国側の訪朝頓挫

ニュース2017-06-08
南北共同行事 韓国側の訪朝頓挫

韓国の金大中(キム・デジュン)元大統領と北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が2000年に合意した「6.15南北共同宣言」の発表から17年を迎えて開かれる「6.15共同宣言17年共同記念行事」のため、主催の民間団体「6.15共同宣言実践委員会」の韓国側委員会が開催地の平壌を訪問する予定でしたが、北韓側からの連絡がなく、計画は頓挫するとみられています。
韓国側委員会は、7日、KBSとの電話インタビューに応じ、「今月15日に平壌で行われる予定だった記念行事に出席するためには、北韓訪問7日前までに北韓側から招待状を受け、韓国の統一部に北韓訪問承認の申請を行わなければならない」と説明した上で、「そのデッドラインである7日までに北韓側から連絡がなかったため、南北が共同行事を開くことは物理的に難しくなった」と述べました。
こうした事態を受け、韓国側委員会は、単独で記念行事を開催することを決めたということです。
韓国側委員会は、先月31日、政府から北韓との接触の承認を受け、北韓側と平壌で記念行事を開催することで合意し、今月5日、北韓側委員会に南北共同記念行事の詳しい内容を盛り込んだファックスを送っていました。北韓側から肯定的な反応がみられたため、李明博(イ・ミョンバク)政権当時の2008年6月以来、9年ぶりに南北共同の記念行事が実現すると期待されていましたが、立ち消えとなりました。
一方、北韓は7日、対外宣伝用メディアを通じて、南北が民間レベルでの交流を行うためには、韓国政府の対北韓制裁措置の「5.24措置」など、北韓への制裁措置の撤回が前提条件になるべきだと主張しました。

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