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北韓 短距離地対艦巡航ミサイル発射

ニュース2017-06-08

北韓が8日朝、短距離の地対艦巡航ミサイルと見られる飛翔体数発を、韓国の東の海、東海に向けて発射しました。
合同参謀本部によりますと、北韓は8日朝、東部の元山(ウォンサン)から、短距離の地対艦巡航ミサイルと見られる飛翔体数発を発射し、およそ200キロ飛行し落下したということです。
短距離の地対艦巡航ミサイルならば、北韓がことし4月15日の故金日成主席生誕105周年記念の軍事パレードで公開したものという見方が出ています。
北韓がミサイルを発射したのは、先月29日に元山付近から短距離弾道ミサイル「スカッド」を発射して以来10日ぶりです。また文在寅(ムン・ジェイン)政権発足以降5回目です。
北韓が、先月29日に発射したスカッドミサイルに続いて、今回、地対艦巡航ミサイルを発射したことについて、韓半島周辺に展開するアメリカの原子力空母をはじめ海軍艦艇に対応するためのものという見方が出ています。
北韓は、遠距離で展開する韓国とアメリカの海軍艦艇を破壊するため、射程距離が長く、精度の高い地対艦ミサイルを開発しています。
また北韓は、韓国軍とアメリカ軍に対する攻撃能力の最大化を図ろうと、多様な射程距離と用途のミサイルを試験発射し、「ミサイルの多種化」を追求しています。
北韓が韓国政府や国際社会の警告にもかかわらず、ミサイルの試験発射を続けているのは、核やミサイルなど武力の強化によって体制の維持を図る路線を崩さないことを示すためとみられます。
合同参謀本部は、「韓国軍は、北韓のさらなる挑発に備えて監視、警戒態勢を強化し、動向を注意深く見守りながら、万全の準備態勢を整えている」と話しています。

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