北韓 「新型地対艦巡航ミサイル実験に成功」

北韓の朝鮮中央通信は9日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会う中、新型の地対艦巡航ミサイルの発射実験に成功したと伝えました。
8日に江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近から発射されたミサイルを指すとみられます。
朝鮮中央通信によりますと、北韓は、従来より技術力を向上させた新開発の地対艦巡航ミサイルの発射実験を実施したと伝えました。
朝鮮中央通信は、ミサイルは正確に旋回飛行して韓半島東の海、東海に浮かべた標的の船に命中し、敵の艦船を地上から打撃できる攻撃手段だと主張しています。
また、このミサイルは、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念の軍事パレードで公開した地対艦ミサイルで、実験を視察した金正恩党委員長は兵器開発を進める技術者を褒めたたえ、満足の意を示したということです。
北韓によるミサイル発射は今年に入ってから10回目で、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、4週連続です。
今回発射されたミサイルは、国連が安保理決議によって発射を禁止している弾道ミサイルではありませんが、韓国政府は、「脅威的な挑発」だとして、強く非難しました。
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