北韓との軍事境界線に近い、江原（カンウォン）道麟蹄（インジェ）郡の山中にドローンに似た小型の飛行体が墜落しているのを、8日、住民が見つけ、9日届けました。
韓国軍当局によりますと、この飛行体は長さ1.8メートル、幅2.4メートルで、カメラが搭載されており、2014年3月に韓国西部の白翎(ペンニョン)島で発見された北韓のドローンと大きさや形が似ています。このため韓国軍は、今回のドローンも北韓が韓国を偵察するために飛ばしていて墜落した可能性が高いとみて分析を進めています。
韓国では2014年に北韓から飛来して墜落した無人の小型飛行体が相次いで見つかっており、搭載したカメラにはソウルの大統領府や韓国軍の施設が写っていました。
韓国軍関係者は、「こうした北韓の無人機は小型なので、レーダーで探知するのが容易ではない」と話しています。

[Photo : ]