千海成(チョン・へソン)統一部次官は20日、北韓は南北対話に否定的な姿勢を示しているが、民間レベルの南北交流を推進するという文在寅（ムン・ジェイン）政権の政策基調は今後とも変わらないとする考えを示しました。
千海成次官は20日記者団に対して、「北韓の脅威に断固として対処し国際社会による制裁に足並みを揃えることに変わりはない」としたうえで、「南北対話の断絶状態がこれ以上長引くことは望ましくない」と述べ、南北対話の再開に向けて努力する考えを強調しました。
千海成次官は24日に、全羅北道（チョンラブクド）茂朱（ムジュ）で始まる韓国主導の世界テコンドー連盟（WTF）主催の世界テコンドー選手権大会の開会式に出席する予定です。
開会式には北韓から、張雄（チャン・ウン）IOC委員も参加するものとみられ、千次官と張委員の対面に関心が集まっています。
文在寅大統領はスポーツ交流を通じた南北関係改善を掲げており、
韓国政府は、来年2月の平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックにできるだけ大勢の北韓の選手団が参加できるよう番外競技を設ける案について、IOCとの間で協議を進めているもようです。

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