インド駐在の北韓大使が、アメリカが軍事訓練を中断すれば、北韓も核・ミサイル実験を中断できると述べました。
アメリカの政府系放送「ボイス･オブ･アメリカ」が22日に伝えたところによりますと、ケ・チュンヨン インド駐在北韓大使はインド放送とのインタビューのなかで、「アメリカが大規模な軍事訓練を中断すれば、北韓も核・ミサイル実験を中断できる」と述べたということです。
ケ大使はそのうえで、「北韓が核・ミサイル実験をするのは、アメリカによる軍事脅威のため」としたうえで、「一定の状況で、北韓は核実験やミサイル発射の凍結条件について交渉する意向がある」と述べたということです。
ケ大使はまた、「韓半島の面積は狭いため、大量破壊兵器を保有する必要はない。北韓の核兵器保有は、存立権を守るための避けられない厳しい選択だ」と強調し、「どんな費用を払っても、韓半島で戦争が再発するのを防がなければならない」と述べたということです。
2014年にインドに赴任したケ大使が、インド放送のインタビューに応じたのは今回が初めてとされています。
ケ大使のインタビューは北韓当局の許可を得たもので、北韓当局が「アメリカとの対話が可能である」というメッセージを国際社会に送ったものと受け止められています。

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