北韓から解放され、アメリカに帰国後死亡した、大学生のオットー・ワームビア氏の葬儀が現地時間の22日行われ、友人や地元の住民、関係者ら2500人が参列しました。
オットー・ワームビア氏は、北韓におよそ１年半拘束されたのち、先週、解放されてアメリカに帰国したものの、脳に大きな損傷があったことなどから、19日に死亡しました。
ワームビア氏が通った中西部オハイオ州の高校で行われた葬儀には、友人や地元住民、政府関係者ら2500人が集まり、故人の死を悼みました。
葬儀はおよそ1時間にわたって執り行われ、葬儀場にはワームビア氏が北韓で着ていたベージュのジャケットやパスポートなどの所持品が机に並べられていました。
葬儀のあと、ワームビア氏はシンシナティに埋葬されました。
ワームビア氏が卒業した高校から、埋葬された墓地までの間の街路樹やフェンスなどには青と白のリボンが結ばれ、弔意が示されました。
ワームビア氏の解放の交渉にあたったアメリカ国務省のジョセフ・ユン北韓政策特別代表は、葬儀に参列し、ワームビア氏の両親に文在寅（ムン・ジェイン）大統領からの弔電を伝えたもようです。

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