平昌五輪の南北分散開催構想 IOCが歓迎

来年2月に開かれる平昌冬季オリンピック・パラリンピックをめぐり、都鐘煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官が、北韓で一部競技の開催を検討する考えを表明したことについて、IOC=国際オリンピック委員会の報道官は22日、「非常に興味深く受け止めている」として、「長官の考えについて喜んで議論する」との談話を出しました。
イギリスのBBC放送が現地時間の22日伝えました。
都鐘煥文化体育観光部長官は20日、北韓東部にある馬息嶺(マシンニョン)スキー場の活用や首都平壌(ピョンヤン)などでの聖火リレーを行うことを検討するとし、アイスホッケー女子の南北合同チームの実現へ向けても努力する意向を示しています。
24日に茂朱(ムジュ)で開幕する世界テコンドー選手権大会にはIOCのバッハ会長や北韓の張雄(チャン・ウン)IOC委員が出席する予定で、都長官は両氏に対し、協力を求める見通しです。
これに関連し、北韓の張雄IOC委員は、韓国に行くための経由地の中国で記者らに対し、「韓国に行ってどういうことか話を聞いてみる」と述べたと共同通信が22日に伝えました。
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