北韓メディア 「韓国は米寄りの姿勢捨てるべき」

北韓メディアは、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領のアメリカ訪問に対し、「アメリカへの依存度を高めようとする時代錯誤的な行為だ」と非難しました。
北韓労働党の機関紙「労働新聞」が、2日付けの論評で述べました。
労働新聞は、「新政権発足後初めてとなる大統領のアメリカ訪問で、文在寅大統領はアメリカ寄りの姿勢を明らかにした。海外勢力の支配を拒み、独立的な生き方を求める国民の望みを裏切る時代錯誤的な行為だった」と主張しました。
さらに、「韓国政府が南北関係の改善を本気で望むなら、アメリカへの依存度を高めようとする時代錯誤的な姿勢を捨てなければならない。そうしなければ、南北改善はおろか、南北間の対話さえできなくなるだろう」と脅しました。
一方、北韓当局は、韓国とアメリカの首脳会談に対し、まだ公式の反応を発表していません。
文在寅大統領は、6月28日から7月2日までアメリカを訪問し、6月30日にはアメリカのトランプ大統領と韓米首脳会談を行っています。
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