北韓が先月はじめ、スウェーデンでの米朝非公式接触でアメリカ側に、韓国を除く米朝2国間で平和交渉を行うよう提案したもようです。
東京新聞が4日、スウェーデンでの非公式協議に出席したアメリカの研究員の話を引用して伝えたものです。
それによりますと、当時、北韓当局者はトランプ政権に対して、「われわれを核保有国と認めた後、平和協定を締結するか、戦争をするか話し合おう」としながら韓国を除いて平和交渉を始めようと提案したということです。
この研究員は「金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が就任して以来、北韓当局者と2回会ったが、今回は自信に満ちた態度だった」として、「ミサイル技術向上の成果が背景にあるのではないか」と分析しました。
アメリカ側の関係者は北韓側の態度から「これ以上説得できない」と判断し、北韓に対する経済制裁を強化するための具体策をトランプ政権に提出したと説明しました。

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