国防部 「北のミサイルは、ICBM級の新型ミサイル」

韓国国防部は5日、北韓が4日に発射したミサイルがICBM=大陸間弾道ミサイル級の新型ミサイルだったと発表しました。
国防部は5日に開かれた国会国防委員会全体会議で「北韓が発射したミサイルは、高度や飛行時間、速度などを踏まえると、ICBM級の新型ミサイルとみられる」と発表しました。
具体的には、北韓がことし5月に発射した新型の中距離弾道ミサイル、「火星12型」を2段式に改良したもので、射程は5500キロ以上、上昇する際の最高速度がマッハ21以上だったことなどから、ICBM級の新型弾道ミサイルだという見方を明らかにしました。
ただ、ICBMかどうかの決め手になるとされる、弾頭が大気圏に再突入したかどうかなどについて、まだ確認されていないとして、「北韓がICBMの開発に成功したと断定するのは難しい」という慎重な立場を示しました。
これは、アメリア政府の立場と異なるもので、アメリカのティラーソン国務長官は現地時間の4日、「北韓のミサイルは、ICBMだった」と公式に認めていて、その背景に関心が寄せられています。
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