北韓が、4日に発射したICBM=大陸間弾道ミサイル「火星14型」の発射映像を公開しました。
北韓の朝鮮中央テレビは5日、4日午前9時40分ごろ、西部の平安北道（ピョンアンブクド）・バンヒョン付近から東海に向けて発射した弾道ミサイル「火星14型」の運搬から分離、発射に至るまでの過程を収めた長さ4分37秒の映像を公開しました。
この映像では、「火星14型」が輸送起立発射機で運ばれ、地上に固定された発射台から発射されることが確認でき、現場で発射実験に立ち会った金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長がミサイルの発射成功に喜ぶ姿などもみられます。
ミサイルの胴体にも4つのカメラが設置され、様々な角度から撮影された発射映像が複数回にわたり放送されましたが、ミサイルの大気圏再突入に関する映像は公開されませんでした。
朝鮮中央テレビは、「火星14型」の発射実験を通じて、新開発の大型重量核弾頭の搭載が可能なICBMの戦術、ミサイルの大気圏再突入技術の最終確認に成功したとしています。

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