中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が北韓の核問題について、北韓の核・ミサイル開発と韓米合同軍事演習をともに中止するよう求めたことについて、アメリカ国務省は現地時間の6日、「二つの間に等価性はない」と述べ、否定的な見解を示しました。
アメリカ国務省のナウアート報道官が6日の定例会見で述べたものです。
ナウアート報道官は、「韓米合同軍事演習は1950年代から行ってきたもので、中国とロシアが反対しているからといって立場を変えることはできない」と強調しました。
習近平国家主席とプーチン大統領はモスクワで４日に会談し、共同声明のなかで、北韓の核･ミサイル開発と韓米合同軍事演習を同時に中止することを求めています。
ナウアート報道官はまた、「北韓の核・ミサイル開発の資金源となっている北韓労働者の海外派遣を阻止するために努力しており、ミサイルの運用などに関係する高麗航空の就航縮小または禁止も検討する」と述べました。
一方、アメリカのマティス国防長官は現地時間の6日、記者会見し、北韓がICBM＝大陸間弾道ミサイルを発射したことについて、「戦争に近づいたわけではない」と述べ、当面は外交努力を続けることが必要との認識を示しました。

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