文在寅（ムン・ジェイン）大統領は11日、6日にベルリンで発表した、韓半島の平和構想を盛り込んだ「ニューベルリン宣言」について、「北韓が選択できる唯一の道」と述べました。
文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、11日の閣議で、先の韓米首脳会談とG20＝主要20か国･地域首脳会議に合わせて行った各国首脳との会談について、北韓の核・ミサイル挑発に対する韓国政府の対応方針について支持を確認するなど、少なからぬ成果があったと評価しました。
また、ケルバー財団の要請を受けてベルリンで行った演説の中で発表した、韓半島の平和構想を盛り込んだ「ニューベルリン宣言」について、「韓国政府の韓半島平和構想は、北韓が選択できる唯一の道であり、われわれが努力して進むべき方向だ。北韓の呼応を期待する」と述べました。
文大統領は、そのうえで、「ただ、われわれには北韓の核問題を解決する力や国際社会の合意を引き出す力がないのが現実だ。これからは国益を達成できるよう外交力を強化していかなければならない」と強調しました。
文大統領はさらに、「回復傾向にある世界景気の流れに合わせて、われわれも補正予算案を早期に成立させ、経済成長率を引き上げなければならない」と述べ、野党の協力を呼びかけました。

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