韓国国会がICBM=大陸間弾道ミサイル発射など北韓の軍事的挑発を糾弾する決議案を採択しました。
国会の本会議が18日、開かれ、「北韓のミサイル発射など軍事的挑発行為の糾弾決議案」が出席議員218人のうち賛成217人、棄権1人で採択されました。
決議では、「北韓政権の核兵器の開発やミサイルの発射など、韓半島の軍事的緊張を誘発する一切の行為をただちに止めることを強く求める」としています。
また「北韓政権の核実験の継続やミサイルの発射行為は、韓国と国際社会に憂慮を超えて憤りを感じさせている。こうした挑発行為による代償は、北韓当局がすべて負わなければならず、結局は金正恩（キム・ジョンウン）政権の破綻や永久な消滅をも招きかねない」と警告しています。
このほかに、決議には、北韓のミサイルの発射兆候を探知して先制攻撃する防衛システム、「キルチェーン」、発射されたミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛（KAMD）」、北韓が攻撃してきた場合に指導部などに報復攻撃を行う「大量反撃報復（KMPR）」の3軸体系を早急に確立することや、北韓の挑発に強力で実効性のある圧力や制裁を加える案を設け、実行することを求める内容も盛り込まれました。

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