平壌旅行中に北韓当局に拘束され、こん睡状態でアメリカに送還された大学生のワームビア氏が死亡したことで、アメリカ人向けの北韓への観光商品の販売や斡旋を中止していた世界の旅行会社が、販売を再開したことがわかりました。
アメリカ自由アジア放送（RFA）が19日に報じたところによりますと、ワームビア氏の死亡をきっかけにアメリカ人向け北韓観光の斡旋をやめていた旅行会社10社のうち、ほとんどが、観光商品の販売を再開していたということです。
これらの旅行会社は「アメリカのパスポートだけでは、北韓を旅行できない」としながらも「二重国籍者は、ほかのパスポートで旅行できる」としているほか、イギリスの一部旅行会社では「アメリカ人も旅行できる」としています。
北韓への観光は、危険とされる一方で、そのユニークさから着実に需要があります。
こうしたことから、アメリカのCNNによりますと、アメリカ下院の外交委員会で今後5年間、北韓の旅行を全面的に禁じる法案について近く、審議に入るということです。

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