統一部は19日、現代（ヒョンデ）グループの北韓事業関連企業である現代（ヒョンデ）峨山（アサン）が18日に申請した北韓との接触を承認したと発表しました。
これは、現代グループの故鄭夢憲（チョン・モンホン）元会長の14回忌の追悼式を金剛山で行うためのもので、現代峨山は今後、北韓当局との協議を経て招待状が送られれば、統一部に北韓訪問承認の申請を行うとしています。
現代峨山は北韓協力事業である金剛山観光事業、開城工業地区事業などを行う北韓専門企業で、故鄭夢憲（チョン・モンホン）元会長が死去した2003年以来、毎年金剛山で追悼式を行ってきました。しかし、去年は北韓の核実験をめぐって南北関係が冷え込んだ影響で、北韓への訪問を申請していませんでした。
これまで北韓当局は、北韓への人道支援を行う韓国民間団体の北韓訪問を拒否してきましたが、一部では今回の訪問申請は追悼式を行うためのものであるため受け入れられる可能性が高いという見解も出ており、文在寅（ムン・ジェイン）政権発足後、初めて民間レベルでの北韓訪問が実現するか注目されます。

[Photo : ]