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軍事会談に北韓応じず 韓米演習控え挑発を警戒

ニュース2017-07-21
軍事会談に北韓応じず 韓米演習控え挑発を警戒

韓国が21日の開催を提案していた南北軍事当局者会談が北韓の無反応で実現しなかったことから、韓国軍当局は来月の韓米合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の実施を前に北韓がICBM=大陸間弾道ミサイル級新型ミサイルの発射など戦略的挑発に踏み切る可能性を警戒しています。
韓米は、今年の「乙支フリーダムガーディアン」を来月21日ごろから実施するものとみられています。
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後初めてとなる今回の「乙支フリーダムガーディアン」に参加するアメリカ軍の戦力規模や演習の水準が、北韓の今後の出方に影響を与えるとの見方もあります。
韓国軍の関係者は21日、「北韓はことし、まるで‘戦略的挑発のスケジュール’を組んでいるかのように中長距離弾道ミサイルや射程がICBM級の弾道ミサイルを試験発射しており、その延長線上での挑発が予想されている」と述べました。
また、別の関係者は、韓国の会談提案に北韓が反応を示さなかったことについて、「自分たちのスケジュールに従うということを暗に示すものだ」との見解を示しました。
アメリカCNNテレビは現地時間の19日、複数のアメリカ政府高官の話として、北韓がICBMか中長距離弾道ミサイルの発射を準備しているようで、およそ2週間で発射可能になるとみられると伝えています。
韓国軍はこの報道について事実関係の確認に応じていませんが、北韓の最近のミサイル発射パターンを踏まえると可能性は十分にあると判断しています。
国防部は、定例の乙支フリーダムガーディアンを控え、北韓による挑発の可能性が非常に高まっていることから、軍事当局対話を引き続き呼びかけていく姿勢を示しています。

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