北韓 数日中にミサイル発射か

北韓が数日中に弾道ミサイルを発射する可能性が高いと、アメリカCNNが24日、アメリカ政府当局者の話として伝えました。
それによりますと、北韓北西部・亀城(クソン)市で21日、ミサイル発射用機材を搬送している車両が確認されたということです。
亀城は北韓が過去のミサイル実験に使用してきた発射場です。
当局者は、通常はこれらの機材が確認されてから6日以内にミサイルが発射されると指摘していて、1953年の韓国戦争の休戦協定調印から64年となる27日に北韓が発射実験を行う可能性が高いとみられています。
これに先立ち、アメリカ当局者は19日にも、北韓がICBM=大陸間弾道ミサイルまたは中距離ミサイル発射実験の準備を進めている徴候があると指摘していました。
アメリカ軍は、ミサイル実験のペースを加速する北韓に対して、一層の警戒を強めると同時に、アメリカには自国や同盟国を北韓のミサイルから守る能力があると強調しています。
アメリカのジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長は22日の講演で、「北韓が現時点で保有しているのは限定的なミサイル攻撃の能力であり、我々には韓国駐留アメリカ軍や同盟国の韓国と日本、沖縄のアメリカ軍、グアムのアメリカ軍およびアメリカ本土に対する限定的なミサイル攻撃に対する防衛能力がある」と強調しています。
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