韓国「米と動向監視中」 北韓ミサイル準備兆候に

北韓が弾道ミサイルの発射を準備している兆候が捉えられたことについて、外交部は25日、アメリカ当局と連携し、北韓の動向を綿密に監視しているとしました。
外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は25日に行われた定例会見で、「外国メディアなどで北韓が弾道ミサイルの発射を準備している兆候が捉えられたとする報道を承知している」とした上で、「挑発の可能性に万全の態勢を整えており、アメリカの関係当局とも緊密に連携し、北韓の動向を綿密に監視している」と述べました。
アメリカの複数のメディアは現地時間の24日、アメリカ国務省の官僚の話として、北韓で、弾道ミサイル発射に必要な機材を積んだ車両が21日に北西部の平安北道亀城(クソン)に到着したと伝え、北韓が今週にもミサイル発射実験を行う可能性があると報じています。
亀城は北韓が過去のミサイル実験に使用してきた発射場です。
北韓では、1953年の韓国戦争の休戦協定調印から64年となる27日が 戦勝記念日に定められていることから、27日前後にミサイル発射の可能性が高いとみられています。
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