6か国協議のロシア次席代表 北韓訪問

北韓の核問題をめぐる6か国協議のロシア次席代表が最近北韓を訪問したことが朝鮮中央通信の報道で明らかになりました。
それによりますと、6か国協議のロシア次席代表であるブルミストロフ外務省巡回大使は、22日から25日まで北韓を訪問し、シン・ホンチョル外務次官や北米担当局長と会って韓半島情勢について意見を交わしたということです。
協議の中で北韓は、アメリカの北韓に対する敵対政策と核の脅威が根本的に清算されなければ、核や弾道ミサイル問題を決して交渉テーブルに乗せないと主張したと、朝鮮中央通信は伝えています。
ロシア次席代表の北韓訪問は、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が先に提案した韓半島危機の解決策に対する北韓側の立場を確認するためのものと受け止められています。
習近平国家主席とプーチン大統領は、今月4日にモスクワで会談し、韓半島危機の解決策として、北韓が核・ミサイル開発を停止し、韓国とアメリカは合同軍事演習を停止して対話のテーブルにつくという「双暫停」案を提示していました。ロシアが米朝間の仲裁役を果たそうとする動きともみられ、注目を集めています。
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