「対話にデッドラインない」 統一部、北の返答待つ

韓国が提案していた南北軍事当局者会談について、北韓が反応を示していないことについて、統一部は26日、「対話にデッドラインはない」として、引き続き冷静に北韓の反応を待つという立場を示しました。
これに先立ち、国防部の報道官は24日、「27日までは対話の提案が有効だ」としていましたが、さらに待つ姿勢を強調したものです。
統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は26日、「現在まで北韓の反応はない。しかし、対話のデッドラインはなく、政府は落ち着いて冷静に北韓の反応を待つ」と述べました。
これは、海外メディアなどで北韓が弾道ミサイルの発射を準備している兆候が捉えられたと報じられている中、北韓の自制をもとめる狙いとみられています。
韓国政府は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がドイツのベルリンで今月6日に示した「ニューベルリン構想」に従い、南北軍事当局者会談を21日に開くことを提案していましたが、北韓の無反応で実現しなませんでした。
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