康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は27日、アメリカのティラーソン国務長官と電話で会談し、北韓の核・ミサイル問題への対応について協議しました。
電話会談は30分余りにわたって行われ、会談で両長官は、北韓の核・ミサイル開発問題で緊密に協力していくことで一致しました。
両長官は、北韓によるICBM＝大陸間弾道ミサイルの発射の可能性に強力に対応することを確認するとともに、韓米同盟の強化と安定かつ平和な韓半島の非核化に向け、共に努力していくことでも一致したということです。
両長官による電話会談は、4日に行なわれた北韓のIBCM発射を受けての緊急電話会談以降、2週間ぶりで、アメリカが制裁を強化する動きをみせるなか、韓国が北韓に対話を提案したことで、韓米の協調体制にきれつが生じるのではないかとする懸念が広がるなかで行われたものです。
韓米両国は、来月はじめにフィリピンで開かれるARF＝ASEAN地域安保フォーラムに合わせた外相会談の開催に向けて調整するなど、緊密な協調体制を維持していく姿勢を示しています。

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