統一部は28日、北韓がミサイル発射などの挑発をしても、制裁と対話を並行する基調は変わらないと述べました。
統一部のイ・ユジン副報道官は28日の定例会見で、北韓が挑発をしても対話の基調は維持されるかという質問に対し、「北韓の挑発に対しては強く圧力をかけ、制裁を加える一方で、対話の扉を開けておくというこれまでの構想に変化はない」と答えました。
政府が北韓の人口住宅調査のために調査費用600万ドルを支援することについては、「北韓ではなく、国連人口基金が調査を行う。支援を要求したのも国際機関である国連人口基金だ。政府は、北韓についての基本的な統計資料が必要と判断し、支援を前向きに検討する」と説明しました。
イ副報道官はまた、北韓が、金剛山（クムガンサン）観光事業を推進し、北韓にとって功労者といえる現代グループの故鄭夢憲（チョン・モンホン）元会長の金剛山での追悼式開催さえ拒否しているなか、南北対話の提案は意味がないのではないかという質問に対し、「民間交流など南北関係の主な事案については、国際社会の北韓制裁の枠組みを毀損しない範囲内で柔軟に検討していくという政府の立場に変わりはない」と答えました。

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