アメリカのトランプ大統領は現地時間の28日、北韓のミサイル発射について声明を発表し、「北韓の行動は無謀で危険だ」と非難するとともに、「アメリカ本土の安全を確保し、地域の同盟諸国を守るため、あらゆる必要な対策を講じる」と強調しました。
またトランプ大統領は「核兵器は北韓の安全を確約するという彼らの主張は認めない」として、「北韓は世界を脅迫することで一層孤立し、経済を弱体化させ、自国民を困窮させることになる」と警告しました。
一方、日本政府は北韓のミサイル発射を受けて29日、NSC＝国家安全保障会議閣僚会合を開きました。安倍晋三首相は、会議の後、記者団に「我が国の安全に対する脅威が重大かつ現実のものとなったと明確に示すものだ。北朝鮮に厳重に抗議し、最も強い言葉で非難する」と述べました。
そのうえで、アメリカ、韓国、中国、ロシアを挙げて、「連携し、さらに圧力を強化していくほかない」と強調しました。
中国外交部の報道官も29日、「北韓が安保理決議に違反し、ミサイルを発射したことに反対する」として、「北韓は緊張を加速化する行動を直ちに止めるよう」促しました。

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