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韓米合同軍事演習 「8月危機説」も

ニュース2017-07-31
韓米合同軍事演習 「8月危機説」も

北韓が大陸間弾道ミサイルとみられるミサイルを再び発射し、緊張が高まっていますが、来月下旬に予定されている韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」では、北韓によるGPSかく乱に備えた訓練が実施される見通しです。
乙支フリーダムガーディアンは、有事に備えて毎年行われている合同軍事演習で、コンピューターシミュレーションによる指揮所演習が中心となっています。
ことしの演習では、韓米両軍は北韓によるGPSかく乱電波の発信源を探し出し、発信源を速やかに攻撃する訓練を実施するということです。
北韓は2010年以降、GPSかく乱電波をたびたび発信していて、一部で民間航空機の運航にも影響が出ています。
一方、北韓は韓米合同軍事演習に強く反発しており、韓国政府が最近、
発射台2基で運用されている在韓米軍の高高度迎撃ミサイルシステム=THAADの6基での本格運用を早期に目指す方針を明らかにしたこともあり、韓米合同軍事演習の時期に韓半島でさらに緊張が高まるのではないかとする「8月危機説」も取り沙汰されています。
慶南大学極東問題研究所の関係者は、「8月危機説」について、この時期は韓米合同軍事演習だけでなく、北韓でも定例の夏の軍事演習が行われる時期で、毎年のように緊張は高まっており、危機説は十分な根拠がないと指摘しました。

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