文在寅大統領 THAAD早期追加配備検討を指示

文在寅大統領は、北韓の大陸間弾道ミサイル発射を受けて、高高度迎撃ミサイルシステム=THAADの追加配備を早期に進める方針を明らかにしました。
文在寅大統領は29日の国家安全保障会議で、北韓の大陸間弾道ミサイル発射について、「北東アジアの安全保障構造が根本的に変化する可能性がある」と述べ、「断固たる対応」を取っていく考えを強調しました。
そのうえで、THAADの追加配備に向けた協議を早期に進めるよう指示しました。
文在寅大統領の発言は、北韓の大陸間弾道ミサイルが技術的に相当な進展をみせたとする判断を反映したものと受け止められています。
韓国国防部は文在寅大統領の指示を受けて、現在2基のTHAADの発射台をさらに4基追加する方向で検討を始めたということです。
国防部の関係者は、追加配備には2週間程度かかるとしています。
一方、北韓はTHAADの追加配備について、朝鮮平和擁護全国民族委員会が談話を発表、強く批判しました。
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