北韓は、韓国戦争などで生き別れになった離散家族の再会について話し合うため韓国が８月1日の開催を提案していた南北赤十字会談に応じませんでした。
統一部の当局者が１日、明らかにしました。
韓国政府は7月17日、軍事境界線付近での敵対行為を中止するための軍事当局者会談を7月21日に、赤十字会談を8月1日に開くことを北韓に提案しましたが、北韓はいずれの会談にも反応を示していないということです。
政府当局者は、「政府は、人道問題の解決と軍事的な緊張緩和のためには、南北間の協力を再開することが必要と考えている」としたうえで、北韓に提案に応じるよう重ねて促すとともに、「政府はこれからも離散家族などの人道問題の解決や軍事的緊張の緩和に向け多角的な努力を続ける」と強調しました。
政府当局者は、北韓の相次ぐ軍事挑発を受けて、韓国政府が、国連人口基金を通じて北韓の人口住宅調査のために調査費用600万ドルを支援する計画を見合わせたと報じられていることについては、「事実ではない」と述べ、予定通り支援を行う考えを示しました。

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