CNN 「米軍が北韓潜水艦による‘特異な’活動探知」

アメリカ軍が1日までに、北韓の潜水艦について「極めて特異かつ前例のない水準」の活動を探知したほか、先月28日に行われた2回目のICBM=大陸間弾道ミサイル発射の翌々日に「射出実験」が行われた証拠を捉えたと、アメリカCNNが1日、アメリカ国防当局者の話として伝えました。
射出実験は、高圧蒸気を使ってミサイルを発射筒から空中に射出し、その後にエンジンを点火する「コールドローンチ方式」を点検するためのものです。
「コールドローンチ方式」により、ミサイルを発射する潜水艦や潜水可能なはしけの損傷を防ぐことができます。
この当局者によりますと、射出実験は先月30日、北韓東部の新浦(シンポ)造船所で行われたということです。
北韓が潜水艦発射能力の開発に不可欠なミサイル部品の試験を行うのは、今年に入ってから4回目で、先月だけで3回行われたということです。
特に、今回の射出実験は、北韓が先月2回にわたるICBM試験発射に成功した直後であることから、アメリカの懸念が高まっているとCNNは指摘しています。
アメリカ情報機関は、今のところ、北韓による潜水艦搭載ミサイルの開発はごく初期の段階にとどまっていると判断しているということです。
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