光復節の南北共同行事 北韓が拒否

韓国の民間団体、6.15南北共同宣言実践韓国側委員会は、北韓側の委員会に対して8月15日の独立記念日、光復節に合わせて南北共同の記念行事を開催することを提案していましたが、北韓側がこの提案を拒否したことが分かりました。
韓国側委員会によりますと、先月28日、北韓側委員会から「ことしの8.15記念行事は分散開催で行う」という趣旨のファックスが届いたということです。
共同開催を拒否した理由として北韓側は、今月末に予定されている韓国軍とアメリカ軍の合同軍事演習「乙支(ウルジ)フリーダムガーディアン」について触れ、アメリカが北韓への先制攻撃を言及し、韓国側が北韓への制裁と対話を並行するとしている今の状況下では、南北共同行事を行うことは難しいと判断したためだと説明しています。
こうした北韓側の意見を受けて韓国側委員会は4日、代表団会議を開いて8.15記念行事の南北分散開催を決めるとともに、北韓側に対して10.4首脳宣言の記念行事を南北共同で開催することを提案するとしています。この宣言は2007年10月4日、任期が残り少なくなった当時の盧武鉉大統領が金正日総書記との2回目の会談で結んだ大規模な援助計画を指します。
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