康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は、フィリピンの首都マニラで7日に開かれる ASEAN、東南アジア諸国連合の地域フォーラム＝ARFに出席するため、5日、フィリピンに向けて出発します。
ARFは、ASEANを軸にした多国間協議の枠組みで、アジア太平洋地域の安全保障を向上させることを目指しており、韓国や日本、アメリカ、中国、北韓、EU=ヨーロッパ連合など27か国と機構が参加します。
外交部によりますと、康外交部長官は、7日に開かれるARF閣僚会議に合わせて、6日のASEANと韓国による外相会議や、7日のASEANと韓日中3か国による外相会議にも出席する予定です。
康長官は、会議で主に北韓の核やミサイル問題で関係国に協力を呼びかける一方、参加国との関係強化を目指すとしていて、そのためにARF閣僚会合に合わせて日本やアメリカ、中国など関係国との2国間外相会談を調整しています。
7日のARF閣僚会合には、北韓の李容浩（リ・ヨンホ）外相が参加の意思をフィリピン政府に伝えていますが、南北外相会議は検討していないということです。
アメリカ国務省のソーントン国務次官補代行は、２日、 挑発を続ける北韓を外交的に孤立させるために、ARFへの北韓の参加停止に向けて関係諸国と協議していることを明らかにしています。

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