北韓のARF加盟資格停止 米が提案へ

アメリカ国務省は現地時間の2日、来週開かれるARF=東南アジア諸国連合地域安全保障フォーラムで、北韓の加盟資格について問題提起をする考えを示しました。
これはアメリカ国務省のスーザン・ソーントン東アジア太平洋担当次官補代行が2日、明らかにしたものです。
ソーントン氏は、「ASEAN=東南アジア諸国連合は紛争予防のために努力する集団だ。北韓の核・ミサイル開発計画は国連安全保障理事会の決議に違反している」と強調し、北韓の加盟資格を停止させることについて議論するとしてます。
北韓への圧力をさらに強める姿勢をはっきりと示す狙いがあるものとみられています。
しかし北韓の資格停止については、議長国を務めるフィリピンだけでなく、中国やロシアも反対する可能性が高く、実現の可能性は低いものとみられています。
今回のARFは、北韓が先月2回にわたってICBM=大陸間弾道ミサイルを発射していることから、北韓問題について集中的に話し合われるものとみられています。
フォーラムには北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相も出席する予定ですが、アメリカのティラーソン国務長官は李外相と個別会談する計画はないと明らかにしています。
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