マニラでASEAN外相会議 北韓問題が主要テーマに

東南アジアの地域情勢を中心に話し合うASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議が、5日、フィリピンのマニラで開幕します。
今回の会議は4日間の日程で開かれ、韓国、北韓をはじめ、アメリカ、日本、中国、ロシアなどの6か国協議の当事国の外相が勢ぞろいし、7日には韓日米3か国による外相会談が予定されています。
また27カ国の外相が参加するARF= ASEAN地域フォーラムでは、北韓の核問題をめぐって、制裁を強めるアメリカと、対話による解決を主張する中国、ロシアとの間で活発な議論が交わされる見通しです。
アメリカは、北韓の挑発が続く限り、ARF加盟国の資格を剥奪すべきだと主張しているのに対して、北韓は、アメリカの軍事的脅威に対抗する自衛権行使が目的だとして核ミサイル開発の正当性を強調するものとみられます。
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、5日午後、マニラに到着し、フィリピンをはじめ、各国の外相らと相次いで二国間会談を行う予定です。
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