先月、2回にわたってICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験をした北韓への対応について、国連安全保障理事会は、韓国時間の6日未明、北韓の輸出を大幅に減らす内容を骨子とした新たな制裁決議案を採決する予定です。
焦点とされた北韓への石油輸出禁止措置は盛り込まれなかったもようで、制裁に反対していた中国やロシアも賛成する可能性が高く、全会一致で可決される見通しとなりました。
国連の韓国代表部が5日明らかにしたところによりますと、韓国時間の6日午前4時からニューヨークの国連本部で15の理事国が出席して安保理を開き、北韓への新たな制裁決議案の採決に向けた議事に入る予定です。
これに先立ってアメリカと中国は、北韓の主な外貨獲得源である石炭や海産物などの輸出を禁止し、年間輸出収入の3分の1にあたる10億ドルを削減できる決議案の草案に合意しており、これに15の理事国が内容を確認したということです。
決議案は、アメリカ、中国、ロシア、フランス、イギリスの常任理事国5か国が拒否権を行使せず、15の理事国のうち9カ国以上が賛成すれば可決されます。

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