北韓が政府声明 「米への最終手段も辞さない」

国連安全保障理事会が、北韓の外貨収入源を大幅に削減する制裁決議を全会一致で採択したことを受けて、北韓は7日、政府声明を発表し、「自主権を侵害する行為だ」 と述べ、アメリカを強くけん制しました。
朝鮮中央通信が7日伝えたところによりますと、声明は、 安保理決議について「全面排撃する」と反発し、アメリカに対して「無謀な試みをやめず軽挙妄動するならば、いかなる最終手段も辞さない」と警告しました。
北韓は、先月4日のICBM=大陸間弾道ミサイル発射実験のあと、安保理での制裁決議の動きを非難し、制裁決議が採択されれば、「断固とした正義の行動に移る」としてさらなる軍事挑発を示唆していました。
北韓が安保理決議に反応を示したのは初めてです。
北韓はまた、「共謀した見返りにアメリカから感謝された国々も、韓半島の平和と安定を脅かした責任を免れない」として中国やロシアを非難しました。
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