北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に関する北韓メディアの報道が、ここ2週間行われておらず、注目されています。
金正恩委員長については、先月31日、北韓の国営メディアの朝鮮中央通信が、ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験の成功を祝う宴会に金委員長が出席したと報じましたが、それ以来、およそ2週間、活動の様子が公開されていません。
これについて専門家らは、金委員長が北韓に対するアメリカの軍事攻撃を恐れ、自分の居場所を隠すために活動の公開を控えているという見方を示しています。
一方で、これまでもミサイルの発射事件に先立ってしばらくの間公開活動を控えたあと、ミサイル発射実験の現場に現れることがあったとして、近いうちに弾道ミサイルの発射実験を強行する可能性が高いという見解も出されています。
北韓の朝鮮中央通信は、先月28日、ICBM=大陸間弾道ミサイルの｢火星14型｣の発射実験に成功したと発表しています。

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