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金委員長が戦略軍司令部視察「米の動静を見守る」

ニュース2017-08-15
金委員長が戦略軍司令部視察「米の動静を見守る」

北韓の朝鮮中央通信は15日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が朝鮮人民軍戦略軍司令部でグアム包囲射撃案の報告を受け、「アメリカの動静を見守る」と述べたと伝えました。
それによりますと、金委員長は14日、朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察し、グアム包囲射撃案について、戦略軍の金洛兼(キム・ラッキョム)司令官から報告を受け、長時間協議したということです。
この中で、金委員長は「アメリカが妄動を続ければ重大な決断を下すだろう」とする一方で、「苦しい時間を過ごす愚かなアメリカの動静をもう少し見守る」と述べたということです。
また、戦略軍には「決心さえすればいつでも実戦に突入できるよう、常に発射体制を備えていなければならない」と呼びかけたということです。
金委員長が視察した戦略軍指令部は、今月9日、中距離弾道ミサイル「火星12型」でアメリカ領グアム島周辺への包囲射撃を行うための作戦を8月中旬までに完成させ、金委員長に報告するとの声明を出していました。
視察にはファン・ビョンソ軍総政治局長とキム・ジョンシク党中央委員会副部長が同行したということです。
2週間ぶりにメディアに姿を現した金委員長は、挑発一辺倒だったこれまでの姿勢から一転、アメリカの出方をうかがう発言をしたことで、その背景に注目が集っています。
今月21日には韓国とアメリカの合同軍事演習が始まることから、北韓はさらにアメリカ側の出方を見極めるものとみられます。


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