EU＝ヨーロッパ連合が、14日、声明を出し、北韓に対して、さらなる挑発を自制することを求めました。
また、アメリカなどに向けて、平和的な手段による韓半島の非核化を強調しました。
EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表は、14日、声明を発表し、北韓に対して、地域と世界の緊張を高めるだけのさらなる挑発的な行動を差し控えるよう求めました。
また、「韓半島の緊張緩和が緊急に必要だ。これは、EUと国際社会が最優先で取り組むべき課題だ。北韓が核やミサイルの開発プログラムを強化しているのは、国連安全保障理事会の決議に定められた北韓の国際的義務に深刻に反するものだ」と指摘しました。
さらに、「EUは、北韓の核やミサイルの開発を阻止するためのさらなる適切な措置を引き続き検討し、安保理の決議に従って、パートナー国と緊密に連携して対応する」と述べました。
ただし、「EUは軍事的な方法ではない、平和的な手段による完全で、検証可能で、不可逆的な韓半島の非核化を実現しようとするパートナー国の外交努力を支持する。これだけが、持続的な平和への唯一の道だ」と強調し、軍事的な方法による解決には反対する立場を明確にしました。
EUは、「北韓をはじめ、韓国、アメリカ、中国、ロシア、日本などにこうしたEUのメッセージを伝えるために外交的な努力を強化することで合意した。また、韓国主導で国際社会が北韓との意味のある対話へと進むことを支援する準備ができている」と語りました。
これに先立ち、EUは14日、大使級会合を開き、韓半島情勢について協議しています。

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