中国外務省は、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が北韓に対して繰り返し対話を要求していることについて、南北対話を支持する考えを明らかにしました。
文在寅大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を祝う光復節の式典の演説で、米朝間の緊張の高まりについて、「誰も韓国の同意なくして軍事行動を決定することはできない」と述べ、韓半島情勢をこれ以上悪化させないため北韓に対してあらためて対話を要求しました。
これを受けて、中国外務省の華春瑩報道官は15日の定例会見で、「韓半島情勢はいつにも増して緊迫状態にあり、対話を再開すべき重要な転換点にきている」と語りました。
そのうえで報道官は、「南北が対話を通じて関係改善をはかり、和解と協力を推進することは双方にとって大きな利益となる」として、「南北がともに力を合わせ緊張局面を打開し交渉再開に向けた環境を整える必要がある」と強調しました。

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