北韓がアメリカ領グアム島包囲攻撃を示唆したことで、韓半島で緊張が高まっていること受けて、アメリカと中国、ロシアの当局者らが緊張緩和のために活発に動いています。
アメリカ軍のダンフォード統合参謀本部議長は14日、韓国で文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会談したのに続き、15日には北京を訪れ、中国軍幹部の房峰輝統合参謀部参謀長と会談しました。
会談では、グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画を検討していると発表した北韓への対応をめぐって意見を交わし、緊張の高まりを防ぐために両国の軍どうしの関係を深めていくことで一致しました。
また、中国の王毅外相も16日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行い、「アメリカと北韓の行動にブレーキをかけなければならない」として、韓半島の緊張が高まることを防ぐために両国が協力して韓半島問題の平和的解決のために努力していくことで合意しました。

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