北韓がミサイルによる脅威を強めている中、在韓米軍が、性能を改良したパトリオット地対空ミサイルを大量に配備したことが分かりました。
アメリカ陸軍は、現地時間の15日、アメリカ空軍基地の防御を担当している在韓米軍傘下の第35防空砲旅団が、パトリオットミサイルの近代化作業と運営要員の能力向上訓練を終えたことを明らかにしました。
この旅団ではパトリオットのPAC-2、PAC-3などの部隊を計12部隊運営しているとされており、各部隊は烏山（オサン）、水原（スウォン）、群山（グンサン）、光州（クァンジュ）などに分散配備されているということです。
今回の訓練について旅団の関係者は、ミサイルが全般的に正常に稼働するかを確認してその性能を点検すると同時に、兵士たちが新たに配備したパトリオットミサイルをきちんと運営できるかを確認するためのものだと説明しています。
さらに、韓国各地に散在しているパトリオット部隊が連携してミサイル攻撃に対応することができるかを点検し、パトリオットミサイルが故障を起こした際の対応策についても教育が行われたということです。
アメリカ軍の関係者は、今回の訓練を通じて在韓米軍の戦術能力が向上し、管理が必要とされる項目が大幅に減ったと評価しています。

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