アメリカのトランプ大統領は現地時間の22日、アリゾナ州フェニックスで演説し、「北韓の指導者、金正恩がアメリカを尊重し始めているという事実を尊重する」と述べ、「もしかすると何か肯定的なことが起こるかも知れない」と述べたと、アメリカのCBSニュースが伝えました。
これはトランプ大統領が北韓の核開発とアメリカ本土を射程に収めた大陸間弾道ミサイルの開発について言及する中で述べたもので、北韓との関係改善に楽観的な見方を示したものと受け止められています。
またこれとは別に、アメリカのティラーソン国務長官は、北韓が追加の弾道ミサイル発射実験を自制していることについて、「自制していることは確かで、喜ばしい」と評価しました。
これはティラーソン国務長官が現地時間の22日、国務省で行った記者会見で述べたものです。
会見のなかで、ティラーソン国務長官は、5日に国連安保理の制裁決議が全会一致で採択されて以降、北韓が新たな挑発を行っていないことに「留意する」と述べるとともに、「対話に向けたシグナルであることを希望する」と述べ、対話の実現に向け引き続き北韓に対して挑発を自制するよう促しました。

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