康外相 「10月まで情勢良ければ、北韓と対話の可能性も」

康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が10月上旬まで韓半島情勢がうまく管理されれば、非核化に向けた外交を行える機会ができるだろうという見方を示しました。
康長官は28日、記者会見し、「2007年に南北の首脳が南北関係の発展と平和繁栄に向けた首脳宣言を発表して10周年となる10月4日や、朝鮮労働党創建記念日の10月10日など、10月上旬の北韓が挑発を行う可能性のある日に韓半島情勢がうまく管理されれば、非核化に向けた外交の機会ができるだろう」と述べました。
また康長官は、条件がきちんと整えば、非核化に向けた対話とは別に、韓半島の緊張緩和と人道問題の解決に向けた努力も、我慢強く、主導的に進めていく考えを示しました。
さらに、「北韓を説得することが重要であるため、韓米間で緊密にコミュニケーションを取り、外交ルートをフルに活用するなど、外交面で南北対話のための様々な努力を傾ける。それには、韓国と北韓がともに公館を置く国で、積極的に北韓と接触し、韓国の提案を説明し、応じるようにする取り組みも含まれる」と説明しました。
康長官は、「北韓がアメリカとの対話を望んでいることは確かであるため、米朝間の対話の再開が、韓国との緊密な連携のもとで行われるなら、積極的に後押しすべきだ。とにかく、対話の糸口を見出さなければならない。核問題であれ、南北の接触であれ、積極的に機会をつかむべきだ」と強調しました。
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