韓日米 国際会議で北韓の脅威を説明

スイスのジュネーブで開かれている「軍縮会議」で、韓国・日本・アメリカの防衛担当者が、30日(現地時間)、合同プレゼンテーションを行い、北韓の核・ミサイル開発の現状や脅威について参加国に説明しました。
このプレゼンテーションは、最近北韓が相次いでミサイルを発射しているなど、地域の安全の脅威になっていることを受け、3か国が合同で準備したものです。
韓国政府は、プレゼンテーションで、6·25韓国戦争での北韓の侵略行為や、分断以来続いてきた北韓の挑発行為について説明し、北韓の威嚇は、最近始まったものではないと強調しました。
また、2006年以降続いてきた北韓の核実験や核兵器の実態、最大1000基あまりあるとみられる弾道ミサイルの保有状況などについても説明しました。
日本は、北韓が5回に渡る核実験を通じて技術力を高めており、核弾頭の小型化技術も持っているという分析を出しました。また、北韓のミサイルの射程距離などについても 説明しました。
アメリカ政府は、韓米、日米合同軍事訓練やアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備について、北韓の脅威に対する防御手段であることを説明しました。
プレゼンテーションの後は、ヨーロッパ連合(EU)やイギリス、オーストラリア、フランス、ベルギーなど19か国から、北韓が核兵器の実験やミサイル発射を停止するよう求める発言が続きました。
これに対し、北韓は、韓国が説明した6.25韓国戦争での北韓の侵略行為や分断以来続いた挑発行為は、韓国とアメリカが捏造したものであり、ミサイル発射は、アメリカの脅威から自らを守るための手段であると主張しました。
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