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韓米国防相会談 韓国側が戦術核兵器の再配備に言及

ニュース2017-09-01
韓米国防相会談 韓国側が戦術核兵器の再配備に言及

アメリカを訪れている宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は現地時間の30日、ワシントンでアメリカのマティス国防長官と会談しました。
会談で、宋長官は、原子力潜水艦の独自の製造や導入に改めて期待感を示したほか、戦術核兵器の韓半島への再配備について「緊張が高まっていることから、野党や世論の中に求める声が出ている」との文脈で言及したということです。
戦術核兵器は局地的戦争で、敵の船や戦車、歩兵などを直接攻撃するための比較的威力が弱い核兵器です。射程は500キロ以下で、ミサイルや野砲に弾頭を搭載できます。
戦術核兵器は過去に在韓米軍に配置されたことがありますが、1991年にすべて撤収しました。
国防部は会談終了後、宋長官の発言について、「北韓に対する抑止力について議論するなかで、韓国の一部で出ている意見を伝えただけだ」と説明し、過度な解釈を警戒しました。
しかし、韓国の政府高官が、これまで政府・与党が反対を示してきた戦術核兵器の配備について、公式の場で初めて言及したことから波紋が広がっています。

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