文在寅大統領 「今は北韓と対話する時期ではない」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が5日、ロシアのタス通信とのインタビューで、「北韓の核問題の解決に役立つなら、どんな対話も避けないが、今は対話する時期ではない」と話しました。
この中で、文大統領は、「韓半島問題は平和的な方法で解決されるべきだ」としたうえで、「北韓体制の崩壊や吸収による統一を進めず、北韓の体制を保障しながら核問題を解決しようと努力している。韓半島に堅固な平和体制を構築することを望んでいる」と述べました。
そして、「韓国は北韓による6回目の核実験に対して断固とした措置を取るが、同時に北韓の核問題の抜本的な解決策の模索を続ける」と強調しました。
その上で、文大統領は、「北韓の今回の核実験は、以前よりはるかに深刻で、韓国は制裁と圧力の強化、高いレベルの戦闘態勢の強化などによってもっとも断固とした方法で対応する」と強調しました。
一方、4日に行われたプーチン大統領との電話会談については、「外交的方法による北韓の核問題の平和的解決の必要性についてロシアと共感した」と述べました。
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