プーチン大統領 「北韓への制裁は意味がない」

6回目の核実験を強行した北韓への対応を協議するため国連安全保障理事会が緊急会合を開いていますが、
ロシアのプーチン大統領は、北韓への制裁はこれ以上は意味がないとする見解を示しました。
プーチン大統領は5日、北京で開かれた中国、ロシアなど新興5か国でつくるBRICSの首脳会議が終ったあと記者会見し、「北韓に対してどんな制裁を加えても北韓の路線は変わらない。むしろ北韓住民の苦痛が増えるだけだ」として、北韓への制裁は無駄だとする見解を示しました。
そのうえでプーチン大統領は「北韓の核ミサイル問題は、関係当事国が対話を通じて解決をはかるべきだ」と強調しました。
プーチン大統領とともにBRICS首脳会議に出席したロシアのエネルギー相であるアレクサンドル・ノヴァク氏も、記者団に対し、安保理緊急会合で焦点となっている北韓への石油供給停止について、他のパートナー国と一切議論しなかったと述べました。
[Photo : ]